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在宅医療現場におけるIKEA効果

  • 所長のひとりごと

心理学×デザインをテーマとした、Podcastで「IKEA効果」が紹介されていました。
家具メーカのIKEA(イケア)は消費者自らが組み立てる部分を残すことによって、評価を上げているといわれています。
在宅医療現場でもこれは応用できるのではないでしょうか。そのための工夫等紹介します。

例えば、点滴の時です。
家族に点滴の抜去をしてもらう方が、一体となって在宅医療が行えるというメリットを感じることがあります。
これはIKEA効果だと思っています。

我々は、これを行うためにひと工夫しています。
例えば、点滴の針は24Gの留置針を敢えて使用しています。
抜去した時、これを行う家族の手に刺さるといった危険を減らすためです。

また、CVポートを使っている場合、点滴の最後に生理食塩水でロック(点滴の液で詰まらないように生理食塩水を通しておく)します。
この際、生食50mlを使って、家族には点滴の交換だけをしてもらいます。
これによって、生理食塩水を静注するのに比べて、不慣れな方の負担が軽減します。

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