医療費について

各種保険適用や医療費控除制度について

費用内容

基本費用

  • 在宅患者訪問診療料
  • 在宅時医学総合管理料
  • 施設入居時等医学総合管理料

患者さんに応じた費用

検査・処置・点滴によって費用が異なります
患者さんの状態(経管栄養・人工呼吸器管理など)によって費用が異なります
※詳しくは当診療所までお問い合わせください

注意事項

※初回診療・家族面談では、患者さんご本人が診察を受けた場合、保険診療でのご案内が可能です。
※各種診断書の発行や予防接種のご利用には、自己負担金が発生します。

医療費にかかわる助成制度利用の場合

・高額療養費制度により自己負担限度額が適用された方

訪問診療においても限度額が適用となります

・特定疾患医療受給者証(難病医療)をお持ちの方

2割負担

・重度心身障がい(児)者医療証をお持ちの方

負担なしまたは1割負担

在宅医療を行っている方の
1ヶ月の費用負担の例

例1)88歳の男性

状態 変形性膝関節症による膝の痛みがあり、 歩行困難
心不全もあり通院困難な状態
保険証 後期高齢者医療(自己負担1割)【※1】
その他なし
医療内容 訪問診療:月2回
膝関節へのヒアルロン酸注射(月に2回)
電話相談:月2回 (血圧が高め、歩行時の息切れ等)
医療保険による
診療費算定例
在宅訪問診療料:888点×2回
在宅時医学総合管理料(包括的支援加算含む):4150点
(月に1回)【※2】
関節腔内注射(ヒアルロン酸)両膝:242点×2回
合計 6410点
自己負担額の例 64,100円 ×10%=6,410円

・上記以外に薬剤費が必要です。【※3】
・2022年3月現在の算定です。【※4】

例2)72歳の女性

状態
  • がん進行期にあり、食事がほとんどできず毎日点滴で栄養を摂取
  • 呼吸状態も悪いため、毎日訪問診療か訪問看護を受けている状態
保険証 国民健康保険(自己負担2割、自己負担限度額適用認定証あり:区分エ)【※5】
医療内容 在宅酸素療法
在宅中心静脈栄養:毎日
喀痰吸引:毎日
麻薬等の処方
褥瘡処置:毎日
訪問診療:週に3回
訪問看護:週に4回
医療保険による
診療費算定例
在宅がん医療総合診療料(保険薬局において調剤を受けるために処方箋を交付:1,495点×30日【※6】
自己負担額の例 448,500円×30%=134,550円
ただし負担上限額があるため、57,600円【※4】

・上記以外に薬剤費が必要です。【※3】
・2022年3月現在の算定です。【※4】
・介護保険によるサービスを受けた場合は別に費用がかかります。【※7】
・おむつ代等は自己負担です。

【※1】 75歳以上の方の大半が後期高齢者医療という保険証を持っています。自己負担は本人の収入によって1割~3割と異なります。
【※2】 在宅療養を行っている患者さんに対する、総合的な医学管理に対する診療報酬です。24時間患者さんからの連絡を受ける体制があると認められた場合に適用となります。当診療所では、この医学管理を行っている患者さんには、夜間休日でも連絡できる連絡先をお渡しすることにしています。
【※3】 調剤薬局に支払う費用は別になります。当診療所では院外処方を原則としており、薬剤は調剤薬局で調剤してもらっています。
【※4】 医療費は概ね2年ごとに国で定められる診療報酬が変わります。
【※5】 70歳以上75歳未満は、国民健康保険の保険証を持っている方が多いです。自己負担は収入によって異なり、1割~3割です。
【※6】 在宅でのがん患者さんの療養のために、週4日以上訪問診療や訪問看護を行い、24時間365時間対応できる体制をとっている場合に適用となる診療費です。
【※7】 訪問入浴・訪問介護(訪問看護ではなく)、ケアマネージャーによるケアプラン作成等は介護保険での対応となることがほとんどです。

主な在宅医療の内容と
診療報酬の点数

主な在宅での診療内容と診療報酬の点数(医療保険)です。
1点10円です。消費税は含まれています。保険証によって1割~3割が自己負担となります。(自己負担のない人もいます)

  • 往診料 720点 1回につき
  • 在宅訪問診療 888点 1回につき
  • 夜間・休日往診加算 往診料に加えて1,500点
  • 訪問看護 580点
  • 在宅時医学総合管理料(難病等の方) 4,600点 月1回
  • 在宅時医学総合管理料(月1回訪問の方) 2,300点 月1回
  • 訪問リハビリ 20分につき 300点
  • 超音波診断(訪問診療時) 400点

Contact

お問い合わせ

緊急時には、夜間休日も対応しております。
気になること・ご不明なことなど、お気軽にご相談ください。

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