マインドフルネス
- 訪問診療日記
往診や在宅医療の現場で、鍵となると思った言葉を紹介させていただきます。
今日の言葉は マインドフルネス mindfulness
最近、いろんなメディアで紹介されていたり、関連するスマートフォンのアプリがいっぱい出てきたりしている言葉です。
マインドフルネス mindfulness
マインド mind :心
フル ful :いっぱい
ネス -ness :名詞にする接尾語
直訳すると「心をいっぱいにすること」。
(もっとも、最近はこの言葉、瞑想の実践のような意味で使われていることが多くなっているようです。
実際に、マインドフルネスでGoogle等で検索したり、アプリを探したりすると瞑想に関連したことがたくさん出てきます。)
実際に今、どんな意味として使われているかについては、仕事探しで有名なIndeedさんがWebサイトで紹介している記事がコンパクトにまとめてくれていると思いますので紹介させていただきます。
「今、ここ(瞬間や場所)」での自分の気持ちや自分の周りで起こっている事象に意図的に注意を向ける状態、またその状態を行うために心を整えることを意味します。
https://jp.indeed.com/career-advice/career-development/what-mindfulness-explanation-of-how-to-practice-and-the-benefits-obtained
マインドフルネスは近年、特にビジネス現場のメンタルヘルスや医療分野での治療手段で取り入れられています。
マインドフルネスの効果としては、
集中力の向上
ストレスの減少
健康維持(ストレス減や免疫力アップによる)
が科学的にも実証されてきています。
私は、往診や在宅医療現場でもマインドフルネスは大きな役割を果たし得ると思っています。
まだ、患者さんの治療やメンタルヘルスに活用しようとしたことはないのですが、
私自身のメンタルについては、特に大事な緊張する往診の場面の前等に「1分間今ここに注意を向ける」というエクササイズをやって救われたことが何度かありました。
最近は、Apple Watchにその名もずばり
マインドフルネスというアプリがあって大変便利です。
詳しく知りたい方には、
マインドフルネスによるメンタルの治療については、
「マインドフルネス ストレス低減法」ジョンカバットジン博士
職場のメンタルヘルスには、
「サーチ・インサイド・ユアセルフ」チャディメンタン氏
が有名かつ名著だと思いますので、お勧めできます。
自分自身の実践としてすぐ役に立つ本としては、
「今、ここ」に意識を集中する練習 ジャンチョーズンベイズ氏
が私には良かったです。
引き続き、マインドフルネスやマインドフルであることについて取り上げていけたらと思っています。