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伝わらない悩みを考える

  • 所長のひとりごと

今日のテーマは、脳のタイプとバイアス理解する です。

在宅医療の現場の悩みの1つになかなか話がうまく伝わらないないことがあります。

この患者さん説明しても全然わかってくれない 家族が理解してくれない とか スタッフの間でやりとりをしても微妙にすれ違ってしまうようなケースはよくあると思います

そんな悩みについて、ずばりなぜあなたの思っている事はなかなか相手に伝わらないのか
というタイトルで脳科学者の西剛志さんが解説してくれています。

人間の脳にはタイプがある、バイアス偏りがある、脳によって、見え方感じ方、記憶はこんなに違うといろんな角度から紹介してくれている本です。

マクドナルドといえば何を連想しますか?
脳のタイプで分けると
目で見ている感覚を大事にしている人、視覚優位型の人と言うのは、黄色のエムのマーク 注文の列に並んでいる人乗っているハンバーガーとポテトを連想するようです。
また、聴覚優位型耳から入ってくる情報を大事にしている人は、四方 から飛んでくる店内の雑音ありがとうございますと言うスタッフの声が連想されてきます。
体感覚優位型 体で感じている感覚が人は、ポテトを揚げる、油の匂いやハンバーガーにかぶり着いた時に、口に広がる味を連想するようです。

我々の世界でいうと「点滴」と聞いて何を連想するか
ある人は、点滴というと点滴バッグがぶら下がって液がぽたぽた落ちてくる情景かもしれないし、
別の人は「近所のおばあちゃん、こないだ調子が悪かったけど、点滴したら元気になったみたい」という会話を思い浮かべるかもしれないですね。
また、ある人は点滴の針が刺さるときの痛みを想い出すかもしれません。
同じ単語からでも、連想するものは、人によって随分違うと言うことです

パンダ 猿 バナナ、この3つのうち、共通する点があるのはどの2つでしょうか

我々の世界でいうと、点滴、水分、延命治療を並べてみて、どの2つが結びつきが強いか、という例が考えられます。
点滴と液体と結びつける人と点滴と延命治療が結びつく人ではそもそも脳の動き方に違いがあるわけですから、同じ説明をしてもうまく行くときとそうでないことがあるのは当たり前なわけです。

スタッフ間のやり取りでもそういうことがあって、例えば点滴の準備をしておいてください、
と言った時に、ある人は点滴の薬品名とか成分とかいうところにまず発想が行きますが、
別の人は点滴の準備と言うと、点滴のセット、アルコール綿、固定のテープ、そういったところにすぐ発想が行く人もいるでしょう。
そういう違いあると言うことを頭に入れとかないと準備1つにしてもうまく伝わってなくて、イライラしてしまうことがありますよね。

つまり、うまく伝わらないのはどっちが悪いというわけではなく脳科学の観点から言えば自分と相手では脳のタイプが違うかもしれないし、バイアス 偏りがあるかもしれないということです。

人間は分かってくれてないと思うと、すぐに「あの人はいつも分かってくれない」と腹を立てたり、自分は説明力がないと落ち込んだりするんですが、
どっちが悪いというものでもなくて、脳が違うということに本質はあるわけです。

なので、分かってくれないと思ったら脳のタイプが違うかもしれないと考えて、伝え方を聴覚型から視覚型に変えてみる、つまりテキスト、文字情報ばっかりで説明するのではなくて、カラフルな図や動画で説明してみるといった工夫をやってみるとうまくいくことも結構あるわけです。
伝わらない時は、脳のバイアスを想像してみる。ことも大事です。
自分と相手では環境も違うし、経験も違うわけですから、想像や記憶の仕方も違うと思い直してみないといけません。

脳のタイプやバイアスを理解することで、自分のイライラやストレスを減らし、他の人の思考を知って、よりよい伝え方を探っていけたらと思います。

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