著書「往診屋」紹介
- 紹介
今日は 私自身の著書を出しましたので、紹介させてもらおうと思います。
3月21日、書籍を発売します。
タイトルは「往診屋」
幻冬舎メディアコンサルティングから出版させていただきます
幻冬舎さんは、在宅医療をテーマにして、在宅医療の世界観を皆さんにわかってもらうための本を精力的に出版してくれてるんですけど、
この度声をかけていただきまして、私も書籍を出すことにしました。
この本の内容なんですけれども、私は在宅医療を専門としてやってるわけですけど、 「往診」に重きを置いて今回は書かせてもらいました。往診と在宅医療の関係、あるいは在宅医療の中での往診の位置付けっていうことがなかなか分かりにくい方もいると思いますので、簡単に解説させていただきます。
往診っていうのは、厚生労働省の定めた公的保険診療の区分でいくと、突発的な病状の変化があった場合等に、患者さんの家族等の 要請に基づいて患者さんの家に赴いて行う診療です。
これに対する言葉として、在宅訪問診療があります。訪問診療は、定期的・計画的に患者さんの自宅を医師が訪問し診療を行うものです。
、不定期に急に調子が悪くなった患者さんから呼ばれたら行くのが往診ということになります。
この往診に私は力を入れていて、だからこそ自分の開いた診療所のことを、よしのがわ往診診療所という名前にしています。
急に、呼ばれた時に対応するというのを大事にようと思っています。
在宅医療の中では、往診は、初期救急、救急初期対応の要素が強いと考えています。そして、往診は、行ってみないと何があるかわからないというところが1つの特徴なのかと思っています。
この往診の要請は、このコロナ禍以降、かなり増えました。
急な発熱に対する往診はもちろん、さまざまな理由で急に病院に通院するのが難しい方から呼ばれることも増えました。そんなコロナ禍の時の往診の現場の様子をはじめ、こういうことで往診に呼ばれるんだという様を書かせてもらいました。
特に私が住んでるとこは、人口4万ぐらいの ところで、いわゆる田舎ですので、田舎の往診ってのはこういうもんだよ、こんな対応をしているんだよということについて綴らせてもらっています。
是非、今1度読んでいただいて、往診というものがどんなものか 分かってもらうきっかけになればいいかなと思っています。
この本を出した 1番の目的は何かというと、こうした往診現場を面白いと思って、この分野に入ってくれる人が増えることです。
在宅医療は今後レベルアップが急務です。いろんな専門の方、精神科とか整形外科とか泌尿器科とか、さまざまな専門の方の参入が不可欠です。
また、医師、看護師などの医療者はもちろん、事務面や運転等を担当していただける方が飛び込んできてくれることを歓迎いたします。
また、行政の方、IT関係の方、いろんな分野の方との協働がどうしても必要です。少しでも多くの方にサポートしてもらいたいと心から願っています。どうかよろしくお願いします。
amazon等で発売させていただいています。