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2023年初頭にあたって改めて紹介させていただきます

  • 紹介

2023年初頭にあたって
よしのがわ往診診療所の紹介をさせていただきます。
当診療所の特徴は、業務の9割近くを往診と訪問診療が占めていることでしょうか。

もともと、開業する時に決めていたのが、往診・訪問診療を優先すること。
医師の渡部は、これまで勤務してきた病院・診療所でも在宅医療をやってきましたが、外来・入院の合間に慌ただしく訪問することに納得できないませんでした。
例えば、悪性腫瘍末期の患者さんを看取る場合には、どうしても1日3―4回の往診が必要なこともありますが、それに対応するには往診専門でやるしかないと考えました。

このため、常に外に出て仕事をしている診療所を目指しました。
玄関には「今往診に出かけて不在です」の看板をかけ、小さな箱バンの救急車で走り回ってきました。
スタートから8年、「あそこは行ってもいつも医者がおらんらしい」というのはどうやら定着してしまったたようです。

最初は往診だけで外来をほとんどやらないので時間にはゆとりができるイメージだったのですが、
「そんなことはない。絶対忙しくなる」と予言していた方もいました(医療者以外ばかりでした)。
後日、どうしてそう思ったのか尋ねると、「だって呼んだら来てくれる医者がいたら便利でしょ」とのこと。
医療者の認識と他の方の認識との違いを感じました。

当診療所の日常を激変させたのがコロナウイルス感染症の蔓延です。
末期癌や末期心不全で毎日の訪問診療・訪問看護、複数の種類の点滴、注射を要する患者さんを高次医療機関から紹介されることが急激に増えました。
コロナ禍で病院での家族のお見舞いができないことが多くなったのも大きな要因と思われます。
2022年は、31人の方の在宅看取りをさせていただきました。

また、誤嚥性肺炎等の方を在宅で治療することも増えました。
これまでであれば救急受診していたと思われる方から往診依頼が入る現状があります。

急な変化に戸惑いもありますが、「家に帰れて良かった」「家で看れて良かった」という患者家族の言葉に励まされています。
時にはうまくいかず落ち込むこともありますが、職員一同頑張っていきますので、どうかご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

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